2006年04月18日

権利者団体は悪の団体か?(その1)

 いきなり挑戦的なタイトルではありますが、『権利者団体』と言う存在をご存知の人の多くはそんなフウに思っているのではないでしょうか?
 この場合多くの人が思い抱く『権利者団体』と言うのは特定の団体を指すわけでなく、著作権審議会とか何とかで槍玉に上がったり、主張したりしている『団体』という漠然とした"カタマリ"なのではないでしょうか。
 一方、『権利者団体』と名の付く団体を一度でも利用したことのある人でも、特定の団体に向かって「諸悪の根源だ!規制緩和だ!!」と叫びたくなる気持ちを持つものだと思います。
 斯く言う私も後者でした。立場によっては今でもそう言っている面もあります。でもね、「権利処理」を生業としていると、権利者団体を悪者と見るのは、利用者側のわがままだなと思うのです。「権利処理」には、著作権管理団体は不可欠なんです。
 著作権管理団体は自分たちの営利のために勝手に使用料を決めたり、諾否を決定したりしてはいけない等と言う事は、「権利処理業界」(そんな呼び方があるのか知りませんが)というものすごくニッチな市場では自明の理なんですが、たぶんそれ以外の、つまり市民の大多数にはまったく伝わってないんじゃないかと思います。むしろ巨額の資金を持つ”団体”=悪 というような、漠然としたものに反応しているだけなのではないでしょうか。
 これから夏に向かっていくつかの「権利者団体」の方とお話しする機会がありますので、普通の人から見た「権利者団体」、利用者から見た「権利者団体」、そして権利処理からみた「権利者団体」という視点から、「権利者団体」と利用者 について考えてみたいと思います。
(E)
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2006年04月13日

著作権法の見直し・・・

文化審議会で様々なことが議論されております。音楽出版社協会は首相宛に音楽著作物の保護期間の延長の要望をしたとのこと。詳しくはわかりませんが、保護期間の延長は誰のためなんでしょうか?
一方で私的録音録画補償金制度の抜本的な見直しもされています。一時期非常に期待された補償金制度ですが、現状にそぐわないと言うことで見直されるのであれば、著作物利用・保護にはよい方向となるのではないかと思います。ただそれに代わるのがDRMと言うのはちょっと安易な気もします。
どうせ抜本的な見直しをするのなら、著作物のビジネススキームから見直せばいいのにと思ったりもします。

(E)
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2006年04月06日

小さな感想

 先日、「知的財産推進計画2006」の策定に向けた意見募集に対する意見を提出いたしました。いつまでたっても学校教育現場における著作物利用が進まない、いや、むしろ「使わない方が安全」という意識を持つ先生さえいるような状況は、教育の低下につながると思います。
 著作物の利用について訴訟が相次いでおり、直接に関係はなくとも不安に思われる先生方は多いのではないでしょうか。権利者の権利は確保されるのに、利用者の権利はいつもうがった見方をされてしまうのは、なぜなんでしょうか。著作物について正当に評価することは当然ですが、すぐに「文化の死」だとか「モラルが低い」だとか「野蛮だ」等と声高に叫ぶのはいかがなものかなと思います。
 せめてこれから知識を習得していく子供たちにはよいものをふんだんに提供できるような教育の機会を、平等に与えられるようにと思います。
(E)
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2006年03月29日

「知的財産推進計画2006」の策定に向けた意見募集に対する意見

知的財産戦略本部が行った「知的財産推進計画2006」の策定に向けた意見募集に対して次のような意見を行いました。

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posted by 著作権教育フォーラム at 16:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 提言

2006年03月21日

ご挨拶

この度、著作権と教育について考える団体を設立しました。私は教育者ではありませんが、企業で著作権処理を専門に仕事をする中で、教育現場の先生からの問い合わせに直面し、またその回答に苦慮したという経験から、教育と著作権についての考えていきたいと思い、現在に至ります。
著作物の利用者である教育現場と、権利者との間の架け橋になれればと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。(E)
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設立趣旨

 高度情報化社会の今日、産業界においても映画、アニメといったコンテンツ事業が重要視されている中、著作権の問題はますます重要になってきています。また、技術の発達により誰もが手軽にビデオ作品やホームページ作成を通して、著作者として著作物を発信することができるようになりました。このような中、一般市民の中にも著作権の重要性、必要性の認識とともに著作権意識が高まりつつあります。これらのことは、知的財産を正しく創造できる人材育成の推進が急務であることでもあります。しかしながら、依然として著作権に対する正しい理解がなされているとは言いがたいのが現状です。
 また、他人の著作物の利用に関して許諾が必要だと言われても、どのようにして許諾を得ればよいのかわからない、許諾が必要であることすら知らず、気が付かないうちに違法行為を行っている、あるいは、著作権という意識が薄く手軽に無断複製を行うという事例は枚挙に暇がありません。著作権に関する正しい知識を提供すべき教育現場においても著作権に対する理解がなされているとはいえず、子どもたちに教える以前に、教師自身が学ぶ必要があるのが現状です。
 そこで、このような現況を改善すべく、こどもや教師、さらに一般市民を対象に著作権教育を行うと共に、教育方法や教育プログラムを研究開発し、著作物の利用に関する助言を行いたいと考えます。そして、広く一般に対して著作権についての認識を正しいものとすることで、情報化社会における社会教育の増進を図り、この活動を通じて著作権法の目的でもある文化、学術及び芸術の発展、振興に寄与したいと考えます。
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