2007年06月06日

入試問題相互利用

 先日、入試の過去問題集の一元的管理を行ってはどうだろうかということを書いてみましたらば、このような記事が目に留まりました。「過去の入試問題、66大学が相互活用…来春の入試から」(5月16日 読売新聞)。
読売オンラインの記事によれば、構想は05年から、最初に記事になったのは07年1月10日だったようですね
記事の内容は、岐阜大学が中心となって、過去に出題した入試問題を互いに利用できるようにすることになったというもので、メンバーとなった大学では、他大学の過去問題をそのまま使用することも、一部改編して使用することも可能となるとのことです。岐阜大学学長が「そもそも、学習指導要領で出題範囲は限定されて」おり、「その中で、毎回オリジナルの良問を出そうとすると、おのずと限界が出」「その結果として、高校の学習範囲を逸脱した難問奇問が出題されたり、最悪の場合は出題ミスにつながる遠因にもなっている」ことを憂慮したことに端を発するそうです。
 また、気になる著作権ですが、試験問題としての利用なので他大学の試験問題を利用する場合でも著作権法の例外規定内での利用となり、また、「大学入試過去問題活用宣言」参加大学間においては、過去問題の二次利用については(その利用を)許諾するということになっているようです。但し、問題の中に含まれる他人の著作物については、二次利用する大学がその権利処理を行うとしています。
 商業利用ではない著作物の利用連携であるこの取り組みは大変有意義であると思います。同時に、このように学校現場(大学)から声をあげ、著作物の利用について改革をしていくという動きがさらに広まっていけばと思います。
 教育をするのに先人の智恵(=著作物)を利用しないなんてありえないのですから。
(E)
posted by 著作権教育フォーラム at 00:20| Comment(0) | TrackBack(1) | コラム
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