2008年01月01日

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。皆様は平成20年をどのような年にしたいですか。

著作権教育フォーラムにとっては、平成19年は「実践!著作権」ワークショップの締めくくりの年でした。平成17年に、中高生を対象として始め、2回目は中高生と教員を対象に、そして3回目にあたる平成19年は中高生とともに一般市民にまでひろげて、権利処理をもっと身近にとらえてもらい、著作権意識について考えてきました。
そして、平成18年のワークショップの内容を中心として、私たちの活動を「創って学ぼう著作権」という書籍にもまとめました。
直接対峙して講義をしたり、疑問にお応えできたのはごく一部の人たちに対してだけですが、私たちはそこから「著作権教育」に必要なこと、求むべき姿についての多くを学びました。
平成20年は、これまでのフィールドワークで得た多くの経験、ご意見を分析、研究して、もっと簡便に著作権について学べる教材や方法について考えていきたいと思っております。

先日あるところから「著作権教育の継続的な取り組みを取材したいが、そのような学校をご紹介いただけないか」と問い合わせを受けました。いくつかの学校や教育委員会に照会してみたのですが、「単発で、教科や道徳、総合的な学習で取り上げているが、継続的にカリキュラム化するのは難しいし、教科時数削減のため教科書を進める時間確保が優先」との回答でした。
さらに、ネット利用についての指導という眼前の大問題もあり、学校現場の先生方は本当に様々な問題を乗り越えて教育に当たっているのだと改めて思い知らせれました。

これまでは、著作権教育は、学校の先生が生徒に教えることを前提としていたと思います。そしてその前提に立って、教師をサポートするシステム、たとえばヘルプデスクを教育委員会に設置するなどの提案をしてきました。
しかし、この3年で少し学校を取り巻く環境も、著作権教育も変わってきたのではないかと感じています。
何もかもを学校のせいにし、何もかもを学校の教員が教えるということは不可能です。それは著作権の知識を始めとして、社会が要求することが普遍的な事象・知識からだんだん専門的になっているからでしょう。すべての教員にあらゆる専門性を備えさせるのはなかなか難しいことでしょう。それならばいっそ、専門家が教員と提携すればよいと思っています。ちょうど英語の授業にネイティブスピーカーがティーチングアシスタントとして一緒に授業をするように。

平成20年はもっと簡単に先生方と提携できるような活動をしていきたいと思っています。

(E)
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